浮世絵コンシェルジュ 畑江麻里

プロフィール

畑江 麻里(はたえ まり)区立博物館

 

◆学歴

日本大学芸術学部映画学科演技コース 卒業

日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻造形理論分野博士前期課程 修了

主指導 木村三郎先生  副指導 大西廣先生

修士論文を執筆する際、学習院大学の小林忠先生・藤澤紫先生、慶応義塾大学の内藤正人先生、武蔵大学の大久保純一先生の専門的な浮世絵の授業や調査に参加させて頂き、大変お世話になりました。修了後、母校の稲垣進一先生にも大変お世話になりました。

 

高校時代にOプロモーションでモデルの仕事をしていたため、映画学科演技コースに推薦入試で合格することができました。しかし、大学必須の日本舞踊の授業で全く踊れず、卒業できるのか不安に思っていた時、偶然映画祭で花柳流の芸者"鈴子姐さん"にスカウトされました。(この時、フジテレビ「ザ・ノンフィクション」に出演することになりました。)

この芸者(藤村直子氏)に弟子入りを決意して日本舞踊を習っていた時、稽古場に飾られていた歌川国貞(三代豊国)の浮世絵に興味を持ちました。国貞の描く美人の顔が"鈴子姐さん"そっくりだったからです。日本舞踊をはじめたことがきっかけで浮世絵を研究し、国貞の役者絵についての論文を書くまでになったのは何かの縁でしょうか。

 

 ◆研究実績

ボストン美術館蔵ビゲローコレクションにおける歌川国貞(三代豊国)の浮世絵

―役者絵の数量的分析および歌舞伎番付との符合調査から浮かび上がるウィリアム・スタージス・ビゲローの蒐集動機―

日本フェノロサ学会『LOTUS』第37号 pp.69~88

 論文PDF

 

2017年 はじめて浮世絵美人画展を担当しました。多くの方々がいらしてら下さり、深く感謝しております。誠にありがとうございました。

 

 

 

◆研究発表、講座など

2017年9月 20周年講演「歌川広重の名所絵講座」

2017年9月 国貞・国芳から明治の美人画―歌川派美人、そして芳年・周延―

2017年8月 区民講座 歌川広重の名所絵

       美人画展の見どころ

2017年7月 春信・歌麿の美人画の魅力―錦絵誕生からの江戸美人の展開―

2016年9月 日本フェノロサ学会 

 ボストン美術館蔵ビゲローコレクションにおける歌川国貞(三代豊国)の浮世絵

―役者絵の数量的分析および歌舞伎番付との符号調査から浮かび上がるウィリアム・スタージスビゲローの蒐集動機―

2015年       浮世絵展ツアーガイド

2014年9月  葛飾北斎展ツアーガイド

 

 

◆美人画研究会

顧問・原島博先生(東大名誉教授)

第2回~5回は新藤茂先生(国際浮世絵学会常任理事)、第9回は岡部昌幸先生(帝京大学教授、某美術館館長)がご講演をして下さいました。

 

~美人画研究会について~

美人画研究会(←ホームページはこちらです)

大学院卒業後、数年間在籍した出版業界で調査を行い、「美術に興味はあるけれどわからない」という一般の方がいかに多いかを知る機会を得ました。そこで、美術の知識がないとおっしゃる方にも楽しんで頂けるような一般向けの浮世絵普及の機会として「美人画研究会」をつくりました。現在も3ヶ月に一度のペースで一般向けの研究会を開催し、普段美術とは関係のないお仕事の方など、多くの方からご参加を頂いております。著名な先生のわかりやすいお話、身近な方たちのユニークな発表もあり、誰でも自由に発信できる雰囲気になっています。

 

◆美人画研究会の主な発表 

 

2017年1月 浮世絵美人画Ⅰ

      ~江戸美人のファッション~ 

2016年7月 歌川国貞(三代豊国)の美人画―美人と役者の関係性とは―

2016年3月 川越の蕎麦屋で見つけた美人 歌川国貞の描く母子図     

2016年1月 鈴木春信の美人画に描かれた役者絵を探る

2015年8月 鈴木春信・喜多川歌麿の美人画の魅力

2015年3月 浮世絵の中の美人画 茶屋娘の研究

 

至らない点が多いかと存じますが、よろしくお願いいたします。