浮世絵コンシェルジュ 畑江麻里

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匠木版画工房へ

浮世絵工房の「匠木版画工房ふれあい館(朝香伝統木版画教室)」に行って来ました。

卓越した彫の技術を持つこの浮世絵工房の彫師・朝香元晴先生と知り合ったきっかけは、今年の2月4日(日)に開催した美人画研究会でした。朝香先生の工房の生徒さんが美人画研究会に参加して下さり、(「美人画」と検索した際に「美人画研究会」を見つけて下さいました)この工房のことを知りました。

この工房の生徒さんに、私がいま高見澤遠治さんについて調査していることを話したところ、なんと朝香先生が高見澤遠治さんの弟の高見澤忠雄氏に師事していたとこのことで、早速お話をお伺いしに匠木版画工房ふれあい館へ行って来ました。

 

~朝香元晴先生が浮世絵の彫師になるまでをお聞きしたのでまとめてみました~

朝香先生が高見澤忠雄先生(私が現在調査している高見澤遠治さんの弟)に出会ったのは16歳の時だったそうです。忠雄先生の紹介で八重洲の事務所に半年いた時に「根気がありそうだから、京都に浮世絵の彫師の名人がいるから行ってみないか」との話があったそうです。しかしその時、朝香先生は実は芸大を目指していたらしく「芸大に行きたいのですが」と言ったところ、「そういう時間はない、すぐに行きなさい。世間の物心を知ってしまうとダメだから今行きなさい」と強く言われたそうです。「色気づく前に」と念押しされたそうで、(この「色気」とは世間の「色気」という意味だそうです)それで芸大に行くことをやめ、17歳になった時に、「もう行くしかない!」とのことで京都へ言って現在に至るとおっしゃっていました。

 

 詳しくは、朝香先生の浮世絵工房「匠木版画工房ふれあい館」

川瀬巴水《芝増上寺》大正14年(1925)復刻浮世絵
朝香先生が細かい雪の部分を彫っているところを見学しました。