浮世絵コンシェルジュ 畑江麻里

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明治の洋装美人 作品解説

楊洲周延《墨田花高貴の遊覧》明治11年(1888)大判錦絵三枚続

美人画研究会で何度か取り上げた、浮世絵をご紹介します♪
こちらの作品には、咲き誇る隅田川の桜の下、画面中央には明治天皇、彼の視線の先には扇子を持つ皇后(後の昭憲皇太后)、そしてその周りには次女たちが描かれています。

 

彼女たちが身にまとう、後ろの腰を膨らませヒップラインを強調した華やかなドレスは、鹿鳴館時代に大流行した「バッスル・スタイル」と呼ばれるもので、文明開化の世相の中でも明治の先端をいく洋装のドレスとして、上流階級の女性たちに好まれたものです。

浮世絵美人画展にも出展されたこちらの作品は、今年とあるイベントにて大きなパネルで登場し、若い女性に人気でした!

 

~お知らせ~

美人画研究会は、2017年より、絵を描く「クリエイティブ」と研究発表をする「アカデミック」の二つに分けて活動していますが、次回は8月26日(日)にクリエイティブの会を開催します。(こちらは私は主催ではありません)

夏目漱石の小説に登場する美人を描くことなど盛りだくさんの内容になっています。

詳しくは美人画研究会のホームページをご覧いただければ幸いです。